2014年9月11日木曜日

妖怪ウォッチから学ぶクロスメディア戦略

妖怪ウォッチ...今やもう大人まで巻き込む社会的ブームとなっています。
言わば、ポケモンの妖怪版。なぜこれがここまで!?こう思う大人たちも少なくないと思います。事実私もそのひとりです。

そんな謎もあり少し探ってみました。
するとそこには子供たちを「本気にさせる」驚くべき発信者側の戦略がありました。
それは表題にしました「クロスメディア戦略」。

クロスメディアとは簡単に言いますと様々な媒体(TV CM、ラジオ、雑誌、新聞、HPなど)を駆使し、「興味を持つ」段階から「購買する」行為までの導線づくりをすることです。
これが本当ならば知らず知らずの間に子供たちはこの導線にのっかっているということになります。

このクロスメディアという販売戦略が出だしたのは5、6年前だそうです。それまでは(今も)、これに似た戦略としては「メディアミックス」というものがあるそうです。メディアミックスとはとにかく多くの媒体を用いて世に知らしめていく戦略。クロスメディアと大きく違うところは「心理的にのめりこんでいく導線がなされていないこと」。
この導線とは例えば、まずはTV CMなどで商品の存在やイメージをおおまかに訴求し、そして雑誌や新聞などでもう少し踏み込んだところを語り、HPでは体験者の感想を載せたりQ&Aを細かく解説し、購入への不安を払拭させて購買行為へと誘導するといったことがあります。
「親切だなぁ」と感心しながら購入する行為も実は「そう誘導させられている」こともあります。


しかし、我々住宅という大きなものを提供させて頂いている身としてはこのクロスメディア戦略を打算的に用いるのではなく施主様へしっかりとした理解や認識を持って頂くために用いる必要があると考えています。創でお家を建てる意味は何なのか?どんなメリット、利益があるのか?この大切な情報を何かの媒体を用いてお伝えすることは必須。
実は今、ホームページのリニューアルや創のオリジナルブランド「raccoltoラコルト」のコンセプトブックの作成などを検討しています。この詳細はまた後々。

今や物を買うためにわざわざ電話で問い合わせたり、店舗に出向いたりする傾向は無くなってきていると思います。人とコミュニケーションを取って情報収集するのではなくネットや雑誌で情報収集することがメインとなりつつあります。これが決して悪いことではありません、そういう時代なんですから。大切なことはそこへしっかりと情報キャッチして頂ける仕掛けを私たちが作ること。

以上、理解に苦しんだ妖怪ウォッチから学んだことでした。

Text by M.M

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